駒場1丁目北東地区


駒場東大前駅西口から井の頭線の線路に沿って東方向に歩き、神泉に向かうトンネルのあるところで渋谷区と接するまでの線路の南側、淡島通までの地域です。
商店がまばらになっている商店街をぬけて、井の頭線のガードをくぐらずに淡島通に抜ける道沿い、駒場1丁目の崖下にあるまちということになります。目黒川に注ぐ空川(そらがわ)が今では暗渠になっていますが、昭和の時代には川の氾濫がしばしばあったそうです。

駒場町会2部(西側から商店街十字路まで)と、同6部、7部
避難所運営協議会 2部は国際高校、6・7部は目黒一中




駒場東大前商店街


井の頭線が開通した1933年から1965年までの期間、東大前の駅が商店街から階段を上がったところの踏切横にありました。その先の東大キャンパス内には駒場寮があって、そこで多くの学生が生活していたのです。駅が西側の駒場野公園前の踏切にあった駒場駅と統合されて両駅の中間に移り、 更に駒場寮がなくなったこともあって商店の数は減りました。それでも「駒場東大前商店会」では、盆踊り、フリーマーケット、 ハロウィンなどのイベントを通じてまちの賑わいづくりに努めています。ほとんど個人営業の小さな店ばかりが並ぶということもまちの魅力となるでしょう。 踏切から下りる階段の手前右側のビル内にはオリーブ訪問クリニック駒場オリーブ訪問看護ステーション駒場があります。


商店街の東側にある「こまばアゴラ劇場」は、若手劇団を支援するシステムにより、全国的に知られている小劇場です。 側では、弁当の専門店「ランチハウス」と理髪店の「ライン」も営業しています。 居酒屋「英香」の後に2021年7月に開店した「菱田屋酒場」は店の外に窓口があります。ネパール人スタッフによるインド料理店「ムスカン」は席数が多く、学生グループにもよく利用されています。 「コントルアタック」という名の店内に大きな絵のある小さな美容室があり、その横のガード前の樫野米店のスペースに、若い人向けの飲食店「STAN」とその奥に謎のレコードショップがあります。


十字路といわれている場所に2021年8月に韓国料理「パクシクタン」がオープンしました。十字路には不動産の「ホシ・プロパティーズ」、 トランクルームの「マイトランクプラス駒場東大前店」といった新しい店ができる中、古くからの「佐々木時計」も営業しています。 「さわやか」は、小上がりもある居酒屋で、その2階はインテリア小物の「Ditty」です。 裏通りの居酒屋「駒いち」は提灯が目印です。 坂道の下の裏通りとの交差点には「倉林接骨院」、「青木理髪室」があります。

弁当も充実した肉の専門店「太田肉店」、パンと家庭用品の「角屋」、「東大電気」も営業を続けています。 普段の買い物が間に合う「まいばすけっと」がこのエリアの東西に2店舗あります。駒場1丁目店と駒場東大前駅前店なのですが、正式な店舗名は知らなくても不便はないでしょう。




行列のできる食事の店「菱田屋」は『菱田屋の男メシ!』という本まで出していて菱田屋命 というサイトでも東大数理科学研究科の院生・教職員有志が紹介しています。揚げ物が得意の「キッチン南海」もその並びです。 その向側には「田中館医院」があります。


駒場東大前駅東口の東大正門側と反対側の階段を下りて再開発が気になる郵政宿舎跡の横の階段を下りると、「論デンタルオフィス」 があり、「市沢不動産」、美容室「kiitti」、「三栄コピー」が並ぶ商店街通りを渡ると右側が「聖徳寺」です。 1663年に教信上人が開基し、1928年に山梨県から移転してきた浄土真宗本願寺派の寺院ということまではあまり知られていないようです。 その門の前にある小さな「スナック幸」はカラオケで歌える唯一の店として、近所の人たちに親しまれています。


郵政宿舎跡付近から西口にかけてには、パスタランチが人気で看板もない通称「パスタの店」の夜は日替わりのメニューが楽しみな店です。 東大生に長く親しまれているたこ焼きの店「みしま」、新しい店ではネット販売もしている「ティラミス・ホームメイド」と、シュークリームの 「イル・ビニエ」と、小さいながらもメディアで注目されている店が並びます。 美容院「パルブルー」の2階に青山から越してきた「べにや民芸店」は民芸品の専門店としてその趣味の人たちに広く知られているようです。


美容院の「ミカワヤ」、「マスール」、「駒場東大前歯科」、「田中たたみ店」が「こまばディモーレ」(地上5階38戸)など 集合住宅にはさまれるようにしてあります。 ミレイユ駒場(地上7階32戸)の1階には古本の「河野書店」と「セブンイレブン目黒駒場1丁目店」が並んでいます。

角の半地下のスペースにあるカレーの「ルーシー」から坂を上がると「まいばすけっと駒場東大駅前店」で、そのすぐ横に「ローソン駒場一丁目店」があります。


駅前には2フロアーの「マクドナルド」があり、その反対側に花屋の「殿山園」、中華料理の「苗場」、焼き鳥の「Oaks」たい焼きの「雅にぃ」が「駒場パークサイドヒルズ」(8階建26戸)の反対側にあり、 いずれも住居表示は駒場2丁目1番地なのですが、駒場町会の区分では1丁目の地区に入っています。大学生・院生のみが利用できる 「知るカフェ」は気になる店です。


山手通りから松見坂下へ


この地域の山手通り側が駒場1丁目1番地です。井の頭線トンネル入り口横に「コープ第一駒場」(9階建51戸)、 その奥に「駒場パークホームズ」(8階建40戸)があり、山手通りに沿って7階建103戸の賃貸マンション「ザ・パークハビオ神泉」が2021年3月に竣工しました。 松見坂下の「日新パレステージ駒場」(8階建32戸)、「アジールコフレ渋谷・神泉」(8階建17戸)「MAC駒場コート」(3階24戸)などがおもなものです。


井の頭線の神泉に向かうトンネルの入り口近くの駒場バラ園は、バラの畑が見られなくなりましたが、現存するバラ苗の販売店としては日本最古(1911年開園)だそうです。 松見坂交差点の横から入る狭い通りと井の頭線に面したわかりにくい場所なので探しにくいようです。


淡島通沿いは崖下の路地手前の、リラクゼーションサロン「ハーロウ258」までがこの地域となります。渋谷駅行き松見坂下のバス停付近に レコードのコレクションが自慢のロックバー「リン・エンドルフィン」、高級ステーキの「Boeuf SEITA」といった個性的な店があります。 美容室「Suntee」も独特な雰囲気です。 交差点の「日興パレス駒場」の半地下には新進デザイナーの店「R for D」が半地下にあるのですが、お店らしくないので気づきにくいかもしれません。 その隣のビル1階はかつてはレストランだったのですが、現在そのインテリアを生かした写真撮影のスタジオ「aid-STD」になっています。


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